珈琲


子どもの頃は、コーヒーは体に悪いから飲んではいけないと親に言われていた。

だから外でお茶を飲むようになった頃も、コーヒーではなくて紅茶だった。

子どものとき、私の伯母はよくわが家に来るとき、必ずケーキを買ってきてくれた。

ケーキはとてもぜいたく品で、とてもうれしかった記憶がある。
その時は必ず飲み物は紅茶だった。というより、わが家にコーヒーは置いてなかった。
だからケーキにあうのは紅茶だと思っていた。

私の祖母宅はいつも日本茶だった。
ケーキのときも日本茶だった。
いつの頃からか叔父がコーヒーにはまり、豆を挽いてお客さんにふるまうようになった。
私は飲まなかったが、その香りが大好きだった。

私がコーヒーを飲み始めたのは、30代も半ばになってからだ。
その時の職場の同僚がみんなコーヒー派だったからである。
しかし私はブラックでは飲めず、いつも砂糖とミルクをたっぷりと入れて飲んでいた。

さて、今やコーヒーのない朝ご飯はない。
和食のときでも、最後にコーヒーが飲みたくなる。
今の飲み方は、砂糖抜きで豆乳を入れている。

職場でも必ず一回は飲みたくなる。

しかし最近、飲みすぎじゃないかと思うようになってきた。
夜でもPCのお供に必ずコーヒーが欲しくなるからだ。
まだ依存症のレベルではないまでも、1日3回以上は飲まないようにしている。

私がコーヒー通かというとそうではない。

だが、コーヒーの香りのする喫茶店で過ごすのはとても楽しい。
とても贅沢な感じがする。





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